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創るセンス 工作の思考

                      



この前読んだ本です。

著者の森博嗣さん、工学博士であり、小説家でもあるとの事。

現代の人は全くモノを自分で作らなくなったと語られる。
パーツを組み立てるだけのプラモデルは既に自作品とは呼べず、森さんが小学生の時分はまわりのほとんどの男の子がラジオくらいは部品を集めて作っていたという話に驚きました。

「多分、大学の工学部を出た人でも今は作れないんじゃないか」

とも言われていたので、国立大学の工学部出身の友人にその話をしたところ、やはり出来ないと言っていました。

ただこの本は技術などの難しい話をしている訳ではなくて、捉え方によってはある意味子育てなどの教育だったり、社会人としての仕事への取り組み方などにまで言及しているように思えました。
何をどう作ってもそれよりすごいものを作る人はいる、と。
けどモノよりも結局驚かされるのはそれを作る「人」なのだと説きます。

旅の仕事で、人間国宝や色々な伝統工芸の職人さんだったりにお会いしましたが、まさしくその通りでした。

素人の僕にでも、モノのすごさはわかりませんが、人のすごさはビンビンに伝わってきましたから・・。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

岐阜、愛知、長野の旅

だいぶ間が空いてしまいました。

しかも年も明けてしまいました。今年も宜しくお願いします。

旅に関して、最後に書いたのは富山だったかと思いますが、実はその後岐阜、愛知と来て長野まで行ってきました。

僕はこの旅をするようになって日本史なんかも少しだけ気にしたりするようになったのですけど、やっぱり、岐阜や愛知の尾張・三河地方は家康、信長、秀吉という三英傑が出た所という事で、とても深い文化を感じる事が出来た気がします。
といっても、食べ物が美味しかったというのが一番なのですけど・・。
1つ1つ振り返るのもアレなのですが、例えば岐阜県は、全く期待などしていなかったのですけど、行ってみれば馬籠宿や郡上八幡、高山市、そして世界遺産に認定されている白川郷など面白い所満載でした。
特に高山市にある「飛騨牛カレーハウス」のカレーと肉は絶品でしたし、同市のキュルノンチュエではヨーロッパと同レベルのハムやソーセージが食べられます・・。
あと、訪問先では季節というのもあったのでしょうけど、どこに行っても栗きんとんを出して頂き、栗好きの僕からするとたまりませんでした。
挙げだすともっと出て来るのですが、とにかく岐阜はもっとPRした方がいいんじゃないか??と思わせるほど素晴らしい場所でした。
熊本出身の僕からすると、本当に九州ってなんもないなぁ・・と・・。都が遠いという言い訳もあるのですが、少し残念な気持ちになったり・・。(写真:白川郷)

                  白川郷


愛知では瀬戸や常滑の窯元を訪問しました。これで六古窯(備前、丹波立杭、信楽、越前、瀬戸、常滑)を全部回った事になるので、何かちょっと嬉しい気持ちです。
名古屋では味噌煮込みうどんや味噌カツ、ひつまぶしなど食べて回りましたけど、正直どれも「うーん・・」という感じで・・。
渥美半島の方にも行ったのですが、実はあそこは日本一フグがとれるらしく、驚きました。てっきり下関だとばかり思っていましたから。けどこうして日本の事を本当に知って行く事がすごく楽しくもあります。
これでお金を貰えるのだから幸せだなぁ・・と。。

長野ではワイナリーも沢山まわりました。ただやはり外国のワインに慣れ親しんでいる者からすると、国産ワインはどうしても味が少し薄く感じられたりするかと思うのですが、小布施ワイナリーのオーナーである曽我さん曰く、「日本の食を考えた場合、味を濃くするというのは難しい・・」との事でした。
あぁなるほど、と思ったのも、日本酒の蔵を訪問しても、多くの方はお酒は食中酒と考えていて、お酒が食べ物の味を邪魔してはいけないという考えがあるように感じます。やはりワインも同じなのだなと。
あと、以前から行きたかった蓼科にも行けました。
ゆっくり出来た訳ではないのですが、素晴らしい自然と、「オーベルジュ・ドゥ・シェ・マリー」という素晴らしい雰囲気の宿とも出合えました。
ここは食事もとても美味しいのですが、経営されているご夫婦の人柄が素晴らしいですし、宿の雰囲気も最高でした。僕は宿泊はできなかったので、次はプライベートで絶対に行きたいな、と思わせてくれるような所です。(写真:黒部ダム)

                  黒部ダム


他にも個性的でこっちまで元気にしてくれるような農家さんと出合えたり、とにかく毎回出会いと学びの連続です。
この旅で得たものを、どうにかアウトプットして行きたいなと。

あと17県残っていますが、ぼちぼち何かしらを始める必要性に駆られてます。

長くなりました・・ではまた。

地球最後の日のための種子

タイトルにある本を読みました。

                      


僕は農業や科学や遺伝子学だったりはさっぱりなのですが、この本はある種子銀行家にスポットを当てた本です。
種子銀行というのは、小麦などの重要な作物類の何千何万という種類の種子を保管、管理している施設で、それらがなければ僕らの食生活は今日のようには安定しないと断言できるほど重要なものです。
そしてその種子を、いつかなんらかの形で人類が大きな危機を迎えた時の為に、北極の永久凍土の中に保管してあるというのです。

なんとも夢のある・・・というと少し変ですが、とてつもなくやり甲斐のある仕事だろうなと容易に想像できます。その種子があれば、かろうじて残った人類が再出発する上でもっとも重要な食物で困らずに済むのですから。
ただ、誰が北極まで種子を取りに行くのか、行く途中で凍死するのではないのかなど軽く見過ごせない問題も多々あるのですが、まぁそれは置いておくとしましょう。

必読です。

富山の旅と石黒さん。

石川の後、一ヶ月ほどの休みを入れて富山に行ってきました。

富山では有名な八尾町の「おわら 風の盆祭り」に夜中から行ったり、
日本三大霊山の1つである雄山に登ったりしました。

この雄山ですが、通常片道2時間かかるという所を1時間で登ったのですが、
奈良の大峰山よりもキツかったです・・。
大峰山の方が険しさで言えばキツいのですが、あそこはまだ平地もありますし、
休み休み、楽しみながら登れました。
ただこの雄山、平地がほとんどなく、僕らみたいに休みなく登るには傾斜、崖続きで本当にキツかったです・・。

崖_convert_20100912183556

ただ、その分頂上に辿り着き、そこからの景色を観たときの感動と言ったら、
もう何物にも例えられないものがありました。
なんと言っても、雲が僕らがいる場所よりもずっと下にあるのです。

景色_convert_20100912184304

体はボロボロになりましたが心は見事にリフレッシュされ、その後も旅は続きました。
富山には計4泊ほどしたのですが、まさかこんなとこに・・と思える畑に囲まれた民家の中にあるオーベルジュ「薪の音」は特に良かったです。オーナーさんが農家さんで自ら食作りをなさっているだけあり、食事も抜群に美味しかったです。

最後に、現地の方から頂いた情報だったのですが、石黒さんという自然農をやられている方を訪問しました。
この方、八尾町の山奥に住まれているのですが、電気などのない生活をされています。
水は川の上流からひいているとの事ですが、少し飲ませて頂いた感想はメチャクチャ美味しかったです。僕はお腹が弱いのでちょっと不安だったのですが、大丈夫でした・・。
色々と思想、哲学的な話になり、僕も色々と思う所はあったのですが、黙って話を聞いていました。

世の中、「本物」というものを追求し出すと、とても難しいのだなと思いました。
米、野菜など、無農薬、無添加が本物でも、不味ければ人は食しません。
素材が本物でも、調理する水がそうでなければその食事は本物とは呼べません。
石黒さんは「万人が納得する思想」を求めておられます。
ただ、それは果たして可能なのだろうか・・と話を聞きながらずっと考えていました。
人に欲がある限り、それは実現不可能なんじゃないか・・そう思う事はネガティブな事なのか・・など、頭の中が堂々巡りで・・結局答えは出ません。
ただ、時代の移り変わりと共に人々の生活スタイルも変化して行く事も紛れもない事実だと思います。
そして人は、あらゆる変化に考えて対応出来る能力を持っています。
石黒さんの生活スタイルもまた、1つの人の営みである事は間違いありません。
ただ、僕は石黒さんが求めるものを少しだけ理解したと思っていますが、それが正しいのかどうかはわかりませんでした。
確かに今の世の中には不要なものも溢れています。
しかし果たしてこの時代に自ら文明を放棄してまでするその生活の狙いは何なのか、それが最後まで僕にはわかりませんでした。

ただ、石黒さんの思想に賛同は出来ませんが、彼の話が僕の物の考え方を広げてくれたのは間違いありませんし、これこそが旅の醍醐味と感じます。

では、また。

旅、その後

アフリカ戻りのアップから空いてしまいました。

僕は今日本全国を旅してまわる、という仕事をもうかれこれ1年以上しているのですが、前回ここでアップしたのは和歌山が最後だったようです。継続性がない・・自分にガッカリです・・。

その後、6月に南アに行くまでの間に三重、滋賀、奈良、京都とまわりました。

三重では松坂牛をすき焼き、牛丼などの形で美味しく頂き、滋賀ではこれまた美味な焼肉屋さん「千なり」に感動し、奈良では大峰山に片道2時間半かけて登り、「西の覗き」なる荒行?する事に。足を山伏さん2人に掴まれて、肩からロープを通して体を繋いでいるだけの状態で、もの凄い崖から上半身を乗り出して崖下を見るのですが・・正直、ブラジルで銃横腹に押し付けられた時よりも死を身近に感じました・・。
半ば吊るされた状態で「親孝行するか!?これまでの悪さを反省するか!?」などを叫ばれるのですが、それに対して「はい!(涙)はい!(涙)ヒッ!・・」という感じでもう、涙が出そうでした・・。情けないですが、やってみたらわかると思います。ちなみに山頂の気温は僅かに2℃・・。とにかくすごかったです。

この崖の上で、
崖大峰山_convert_20100930205214_convert_20100930205713



この状態です・・
人_convert_20100930205142


京都には9日ほど行っていたのですが、本当に魅力的な所です。
これまで色々な地方をまわって来ましたが、これほどまでに日本、というより「和」を感じた場所もありません。お茶屋さん、舞妓さんの文化、街角の呼称ひとつとっても、四条、五条や祇園、先斗町(ぽんとちょう)、花見小路(はなみこうじ)など、とても歴史を感じる事の出来る場所です。京都の人も、聞いていた噂とは違い、とても明るく、楽しい人が多かった。仕事でなく、また行きたいなと心から思える場所でした。

7月は末から福井へ。ここは山も緑も水も豊富で、しかも若狭牛、旅館さんで何度か頂いたのですけど、正直これまでのどこの牛肉よりも美味しく感じました・・。
そして有名な東尋坊にてサンセットを見てきました。ケープタウンに負けず劣らず、素晴らしかったです。

東尋坊_convert_20100930205009



最後は石川県。ここも色々ありましたが・・なんと言っても・・湿気がすごい!暑い!
ただ、やはり魚は美味しかったですし・・お酒もやっぱりおいしい。能登杜氏の四天王の内、3人の方にもお会いして来たのですが、どの方ももう80近いおじいちゃんなのだけど、人間味のある、優しい笑顔の、本当にお会いできて良かったと思える方々でした。
石川で一番印象に残っているのは、山中、山城の温泉街もそうですが、なんといっても那谷寺(なたでら)。ここは冬に1度来ていたのですが、その日は生憎の雨だったのです。そして今回、素晴らしい天気のもと、行ってきました。

池にはなぜか白鳥がいます。もう長い事いるらしく、人にも馴れていて、寄ってきます。
白鳥_convert_20100930204826



展望台からの眺め
那谷寺_convert_20100930204413


次は富山に行きますが、今後もここで写真などアップしていければと思います。

では
プロフィール

bpmurakami

Author:bpmurakami
株式会社ボーダレスプロジェクトのブログです。
税務の事、スポーツの事をアップして行きます。

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